ソフトバンク藤本博史監督(58)が開幕メンバーの絞り込みに入った。13日のヤクルト戦後、井上朋也内野手(19)、川瀬晃内野手(24)、柳町達外野手(24)に2軍降格を通告。「3人は2軍に行ってもらいます。井上はもう少し置いておきたかった」と明かした。

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井上はオープン戦10試合に出場。8日の巨人戦(宇部)では1号弾を放つなど打率2割7分3厘、6打点と結果を残した。指揮官は「打点も打率も十分な仕事をしている」と2年目のスラッガーを高く評価したが、ヤクルト戦2試合で5三振。「まだセットやクイックで投げられると自分のスイングができていない。2軍でしっかり結果を出してね。その方が彼のためになる」。2軍での課題克服とさらなる成長を期待した。

開幕まで2週間を切り、オープン戦も残り5試合。投手陣も含めた生き残りへ、藤本監督が「最終テスト」と位置付ける時期に来た。身内バトルが激化し、さらに厳しい振るい落としが始まる。