復帰即マルチ!! ヤクルト塩見泰隆外野手が、オープン戦最終戦の西武戦でチームに合流し、中越え三塁打を含む2安打をマークした。

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15日に新型コロナ陽性判定を受けた山崎と濃厚接触の疑いのため自主隔離。13日ソフトバンク戦以来、6戦ぶりの出場で結果を残し「スピード感とか、もうちょっと速く感じるかと思ったんですけど思ったよりもボールが見えていた」と納得の表情。頼れる男が定位置の「1番中堅」に帰ってきた。

攻守で躍動した。3回2死、佐藤の内角低めをはじき返して三塁打とすると、8回無死一、二塁では佐野の初球を左前打。守っては4回1死一塁、栗山の左中間寄りの打球を俊足を飛ばして好捕。「張りだったりがとれたので、体が動いたのかな」と振り返った。

隔離期間中は自宅で体幹中心のトレーニングをこなし、有料放送に加入してチームの戦いを観戦。「いろいろ気にかけてもらったというか“ちゃんとやっとけよ”みたいな連絡はたくさんいただきました」と青木や山田、村上から激励メッセージをもらい心の支えとした。オープン戦を打率4割6厘で終えたが「(開幕は)別物と考えているので」とキッパリ。好調のリードオフマンが、油断なく本番へ向かう。【鈴木正章】