スアレスの後継者誕生!? 阪神の若き新守護神・湯浅京己投手(22)が、一部の虎党から「ユアレス」と呼ばれ始めている。昨季限りで退団した抑えのスアレスと湯浅の名前を掛け合わせた愛称が、SNSで話題沸騰中。早くもチームメートからいじられ、右腕は「言ってもらえるのはありがたいですけど、やっぱりスアレスにはなれない。自分のオリジナルを作れたらいいな」と未来図を描いた。

【関連記事】阪神ニュース一覧

6日DeNA戦でみせた圧巻の投球で、「ユアレス」の名が一気に広まった。1-1の延長11回。先頭大田の右前への打球を佐藤輝が後逸し無死三塁の大ピンチから、150キロ超えの直球にキレのあるフォークを駆使し、無失点に封じた。「あの場面でゼロで抑えられたのはよかった。自分の間合いで落ち着いて投げることができました」と振り返った。

まだセーブ機会での登板はないが、守護神として今後も競った場面での起用が続く。矢野監督は「厳しいからこその充実感があるやろうし、そういうところから成長していってほしい。本当にいいものがある。どんどん自信を付けていってもらったら、という期待の投手なんで」と全幅の信頼を寄せる。虎の「ユアレス」として、セーブを量産していく。【古財稜明】