中日立浪和義監督が交流戦で高橋周平内野手を遊撃で先発起用することを明言した。5連敗を喫して借金「4」で24日西武戦(バンテリンドーム)に突入。上位巻き返しに向けてのカンフル剤にする。

指揮官は「(コロナ離脱の)石川昂弥内野手が帰ってくる。(高橋周は)二塁より三塁は抜群にうまい。見る角度は三塁も遊撃も基本は一緒。二塁は逆。自分もそうだった。周平をショートでやってみようかな」と説明。自身も現役時代、遊撃、二塁、三塁を経験したことから配置転換を決めた。21日広島戦(マツダスタジアム)の試合途中で8年ぶりに遊撃守備についた高橋周はトンネルの適時失策。それでも立浪監督は「人工芝ならそこそこできるのかな」と話す。交流戦全18試合をすべて人工芝の球場で戦うことも判断材料になった。

遊撃レギュラーだった京田が不振と内転筋を痛め2軍調整中。遊撃再転向の根尾も発展途上。高橋周が遊撃に回ることで、打撃好調の阿部を二塁、石川昂を三塁で固定し、打線に厚みをもたせる。立浪監督は「出だしが大事と思う。本拠地から始まるので何とかいい形にもっていきたい」と先手必勝の思いで初の交流戦に臨む。遊撃・高橋周が竜の交流戦のキーマンだ。【伊東大介】

○…鈴木博志投手がナゴヤ球場の投手指名練習に合流した。17年ドラフト1位は1年目からリリーフ専任だったが、春季キャンプから先発転向。2軍でも8試合に先発し2勝2敗、防御率4・20と経験を積み、28日オリックス戦(京セラ)でのプロ初先発が濃厚だ。「パの打者はどんどん振ってくるので、しっかりした投球ができたらいい。とりあえず、緊張しているだけ。もうやばいです」と話した。

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