広島中村奨成捕手(22)がプロ初の猛打賞を記録した。1回1死三塁では中前に先制適時打。結果としてチーム唯一の得点に導いた。3回1死一塁では中前打を放ち、5回2死でも左前打。キャリア初の3安打に「今日はたまたま3安打打てた。最後の4打席目(一飛)が納得できる打席ではなかった」。快音を連発しても満足はなかった。

プロ初の右翼に加え、今季初の3番に入った。2日の日本ハム戦で負傷し、ベンチスタートとなった西川に代わってクリーンアップを任された。「走者をかえせたのが1回だけなので、そこは(西川)龍馬さんに比べるとまだまだな部分。龍馬さんも心配なのでなんとかカバーできるように」。リーグ最多67安打の巧打者が抜けた穴は大きいが、補おうと背番号22が猛打賞で貢献した。

○…先発大瀬良は5回4失点で降板し、3敗目を喫した。交流戦のオリックス戦連敗は「10」に伸びた。1点先制した直後の2回2死一塁からオリックス伏見に逆転2ラン。2点ビハインドの5回にも適時打を打たれ、4失点。「全体的にいい時のボールではない。なんとかゲームをつくりたかったができなかった」と悔しがった。前回5月27日のソフトバンク戦に続く5回KOだった。

【関連記事】広島ニュース一覧