鯉料理で再進撃だ! 阪神西勇輝投手(31)が21日の広島戦(マツダスタジアム)に先発し、広島相手にチーム初勝利を目指す。広島戦は8戦7敗1分でまだ1つも勝てていない。0差で4位につける眼下の敵だけに、しっかりたたいて差を広げておきたい。西勇は中13日での先発になるが、14年目のベテランは動じない。20日は甲子園で調整し「休みが長くて、投げていなかった期間が長かった分、エンジンのかかり方が激しくなる。そこを抑えて、自分の気をコントロールできるように」と冷静に話した。

阪神加入後、広島戦の通算成績は10勝6敗の好相性。今季は2戦1敗だが、防御率は2・13と安定している。チームは19日のDeNA戦に敗れて連勝が5で止まったが、ミラクルVへ再び反攻態勢を立て直したいところ。「丁寧に投げていきたい」とまずは快投で広島への苦手意識を一掃する意気込みだ。

矢野監督も気合十分だ。「やられて、やられっぱなしというわけにはいかない。今の俺たちならしっかりと戦えると思う。自分たちの野球をどう貫くかってことが大事」。広島戦の1分け7敗は交流戦前、チーム状態が最悪の時に喫したもの。特に6月は11勝3敗でチーム状態が当時とは比べものにならいぐらい良く、方や広島は交流戦最下位で現在も5連敗中と急降下している。これまでのような戦いにはならない自信がある。まずは今季2戦2敗の床田を撃ち、早く西勇を援護したい。【三宅ひとみ】

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