阪神才木浩人投手(23)が、2試合連続KOとなった西純の代役として、7月3日の中日戦(バンテリンドーム)で先発することが26日、濃厚となった。高卒6年目のホープが、19年5月12日の中日戦以来、約3年ぶりに1軍戦のマウンドに帰ってくる。

地元の須磨翔風出身の才木は、入団2年目の18年に先発ローテに定着し、6勝を挙げるなどブレーク。だが、20年11月に右肘の内側側副靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)を受け、21年から育成契約を結んだ。地道なリハビリを積み重ねて、今年5月初旬に支配下選手に復帰。今季はウエスタン・リーグでは主に先発として10試合に登板し、4勝2敗、防御率1.52。自身4連勝中で、22イニング連続無失点を継続中と、抜群の安定感を買われた。

5月から先発ローテ入りしていた3年目の西純は、この日の中日戦で、5回途中4失点で降板。3試合勝ち星なしとなった。矢野監督は次戦について「まあちょっと考える。まだ分からん」と話すにとどめたが、27日にも出場選手登録を抹消する見込み。完全復活を期す背番号35にチャンスを与える方針だ。

○…藤浪がウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)に先発し、5回4安打5失点(自責4)と課題を残した。2軍で先発調整となって2度目の登板。2回と3回に2つずつ出した4四球が全て失点に絡んだ。4回以降は立て直したが「いいところに投げようという意識が強すぎた」と反省。次戦に向け「もっと大胆にというか、真ん中でいいんで、ストライクゾーンに通していけるよう」と引き締めた。最速は158キロだった。

【関連記事】阪神ニュース一覧>>