<阪神6-5中日>◇26日◇甲子園

阪神熊谷敬宥内野手(26)のプロ初のサヨナラ安打は、仙台育英で同学年だった親友、ソフトバンク上林にも届いた。「甲子園のお立ち台に立っていましたね。うれしいですね」と、その姿を映像で見て声を弾ませた。阪神馬場と3人で甲子園を湧かせた間柄。高校時代は熊谷がよく打撃のアドバイスを求めてきた。「右と左で違うから右のいい打者をマネしたらいい」と助言すると、熊谷は当時巨人の長野の打ち方を参考にしていた。「大学(立大)に入ってからは、右打ちする姿も増えてきたと思います」。この日のサヨナラ打のように逆方向へ食らいつく打球で、大学、プロとレベルが上がる中で生き残ってきた。「もっと振る力がつけば」と、打撃面での成長を期待する。

上林は5月中旬に右アキレス腱(けん)を断裂。福岡・筑後市のファーム施設でリハビリ生活を送る。「励みになりますよ。ルックスはあるんで、もっと野球で活躍して人気選手になってほしい」。イケメンスター化を楽しみにしていた。【阪神担当=石橋隆雄】

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