7月3日の中日戦(バンテリンドーム)での先発が濃厚となっている阪神才木浩人投手(23)が、2軍ソフトバンク戦で2回1安打無失点で降板した。

17日の2軍オリックス戦以来、中10日で登板。初回先頭の増田を遊ゴロに封じ、高田に中前打で出塁を許すも、ガルビスを外角低め直球で遊ゴロ併殺に打ち取り無失点。2回は黒瀬、笹川を連続三振に仕留め、2死から元同僚の中谷に四球を与えたが、最後はリチャードを外角低めのスライダーで空振り三振に斬り、お役御免となった。

最速148キロの直球を軸に、スライダー、カーブ、フォークを織り交ぜた投球で、二塁を踏ませなかった。

才木は20年11月の右肘のトミー・ジョン手術を受け、21年から育成契約を結んだ。地道なリハビリを積み重ねて、今年5月初旬に支配下選手に復帰。2軍戦で好投を連発し、2試合連続KOで27日に出場選手登録を抹消された西純の代役として白羽の矢が立った模様。このまま中4日で1軍戦に向かう見込み。3年ぶりの1軍戦復帰へ準備を整えた。

○…右足のコンディション不良から復活したジェフリー・マルテ内野手が、2軍ソフトバンク戦に「3番一塁」で出場。復帰2戦目で初めて一塁の守備に就き、初ヒットを記録した。

初回は二ゴロ、4回は四球を選んだ。5回2死では高橋純からハーフスイングで中前打を放ち、直後に代走が送られた。4月上旬に痛めた箇所で、1軍復帰後の5月下旬に再発。約1カ月ぶりに実戦復帰した26日広島戦で平田2軍監督は「徐々にペースを上げさせていこうかな」と話していた。

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