プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)の事務折衝が29日、行われ、今オフの導入が目指されている現役ドラフトについて意見交換がなされた。

前回2日の事務折衝で、NPB側から現役ドラフトの案を提示。導入へ前進した。

今回、選手会からの要望として、実施時期を後ろにずらすことが提案された。現状の案では、12月2日の保留選手名簿公示から1週間後となっている。選手会の森忠仁事務局長は「開催時期を、もうちょっと調整して欲しいという話をしました。契約更改もあると思う。余裕を持ってやったほうがいいのでは、ということで調整できませんか、という話をさせていただいた」と、各球団が契約更改に追われる時期とはずらすことを提案した。

また、現役ドラフトの規定に「出場機会に恵まれない選手のため」という制度の趣旨を明記することも要望した。

今後は、NPB側が理事会・実行委員会で協議する。その結果を受け、選手会はオールスター第1戦(7月26日)の前に総会を開き、選手の意思を確認する。