広島に加入した秋山翔吾外野手(34)の入団会見が30日に行われた。日本球界復帰は3年ぶりで、セ・リーグでの再出発となる。近年に、広島に移籍した主な選手の入団会見は以下の通り。

 

◆石井琢朗(08年11月18日)横浜(現DeNA)を戦力外となり、入団。チームカラーの赤いネクタイを締めて登場した。「日ごろから赤いものを身につけることは少なかった。赤に染まりたい」と明るい表情で話した。三塁のレギュラー争いに関しては「若手と一緒に勉強していきたいし、一緒に成長していきたい気持ちが強い」と初心に帰った。

◆新井貴浩(14年11月14日)阪神に退団を申し入れ、古巣復帰した。年俸2億円から、野球協約の制限以上の大幅減となる8000万円を提示され、自由契約に。広島からの誘いに応じた。07年オフにFA移籍した経緯もあり「うれしかったけど、悩みました。戻っていいものかと」。阪神移籍1年目にはブーイングを受けた。批判の可能性にも「覚悟している。結果を出すしかない」と腹をくくった。

◆黒田博樹(15年2月16日)ヤンキースのエースが、年俸約20億円のオファーを断り広島へ戻った。「広島でマウンドに上がった方が、充実感を味わえるのではないか。メジャー以上の違ったものが出せるんじゃないかなと」と理由を語った。そして「日本復帰1戦目で、肩が飛んでしまう可能性もある。それでも後悔はしない」と熱い思いを口にした。