阪神佐藤輝明内野手(23)が、一振りで試合を振り出しに戻した。

1点を追う7回2死、左腕エスコバーから14号同点ソロ。見逃せばボールゾーンと見られる高め154キロ速球を豪快に右翼席中段まで運んだ。

6月17日DeNA戦の第1打席以来、55打席ぶりの本塁打。ここまで今季最長の54打席連続ノーアーチだった。

佐藤輝は球団を通じ「打ったのはストレート。きもてぃ~~~!! 勝ち越せるように頑張ります!!」とご機嫌のコメントを残した。

「キモティー!」は西武、ロッテなどで活躍したG・G・佐藤氏(43)の決めゼリフ。21日に同氏は、日刊スポーツを通じ「(キモティーの)権利を売りたい。使わなくなったら、もう1回僕が買い取る前提で(笑い)」「関西の枠を超えて全国区になってほしい。輝明くんには、佐藤一族の1等賞を目指してもらいたい」などとエールを送っていた。キモティー! 生みの親の期待に応えアーチを放ち、またもセリフを拝借した。

横浜スタジアムでは今季球場別最多の4発目。大好きな舞台で息を吹き返した。

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