ヤクルトが巨人を破り、連敗を2でストップ。優勝へのマジックを「50」に減らした。前日6日の同戦ではサヨナラ負けを喫し、2カ月ぶりの連敗。14カード続いていた勝ち越しがストップしたばかりだったが、すぐに勢いを取り戻した。

初回で流れを引き寄せた。巨人シューメーカーに対し、先頭塩見は三ゴロに倒れたが、続く山崎が四球。3番山田が右翼線へ適時二塁打を放ち1点を先制。さらに4番村上も右前打で続き1死一、三塁とすると、5番青木が中前にはじきかえし2点目。6番オスナは左飛に倒れ、2死一、三塁から7番内山壮が「強引にいかず丁寧に打つことを心掛けて打席にはいりました」と中前適時打で3点目。なお2死一、二塁から8番長岡が右翼線へ2点適時二塁打を放ち、さらに2得点を追加した。

先発はリーグ投手最年長42歳の石川。前回登板の6月30日広島戦で史上28人目の通算3000投球回を達成した左腕が、今季初の中6日でマウンドへ。5点の援護をもらった1回、1死から巨人ウオーカーに17号ソロを浴びて1点を失った。その後は持ち味の丁寧な投球を続けたが、5回無死一塁から代打増田陸に4号2ランを被弾した。石川は5回を84球、7安打3失点。先発として最低限の役割を果たし、5勝目を挙げた。

勢いに乗る打線は、4回に先頭塩見が巨人戸根から右翼席へ12号ソロ。6回にも1死満塁から村上の押し出し四球などで2点を加えた。

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