巨人のエース菅野智之(32)の7勝目が遠い。123球を投げ7回6安打4失点と粘ったが、6月2日ソフトバンク戦(東京ドーム)以来の勝利はお預けとなった。
3回に2点を先制され、6回には2点を追加される苦しい展開だった。味方がその直後に3点を取り返し、4-4の同点に追いつくと、続く7回には意地を見せた。
2死三塁とされて迎えた1番蝦名。ストライクゾーンからボールゾーンへ低く落ちる135キロスライダーで空振り三振に切って取ると、グラブを思いっきり2回たたき、ほえた。
同点のまま8回から2番手平内にマウンドを譲り「今日の登板ではもちろん反省しなければいけない点はありますが、その中で収穫もあったので修正すべきところと続けていくところを見直して次の試合に臨みたいです」と振り返った。
菅野は1カ月以上、勝ち星から遠ざかっている。