全パの日本ハム清宮幸太郎内野手(23)が劇的アーチから一夜明け、祝福の嵐に驚きを見せた。

前夜の第1戦では9回2死からのサヨナラアーチで、有言実行のMVPに輝いた。「見たことないくらいライン入ってました。ちょっと返しながら(さらにラインが)きていたんで、(数は)正確には分からないですけど」。新庄監督から直接の連絡はなかったというが、数え切れないほどのメッセージにうれしい悲鳴を上げた。

29本塁打でパ・リーグ本塁打キングを独走する西武山川と親交を深め「練習後に、たくさん話してもらいましたし、野球以外のたわいもない話も出来ているので、貴重な機会になってます」と喜んだ。同学年のヤクルト村上とは「アイツ、全然(コロナに)かからないんで、『お前しぶといな』って。『全然ならないじゃん』って話を」と笑った。

試合前に行われるホームランダービー決勝では、ソフトバンク柳田の打撃投手を前日に続き務める予定。「軽く投げてくれって言われているんで、ちゃんとストライク入るように投げられればと思います」と気を引き締めた。