新型コロナウイルス陽性判定を受けていた巨人菅野智之投手(32)が、2軍戦で7月18日ヤクルト戦(神宮)以来、約3週間ぶりに実戦復帰した。プロ10年目で浦和初登板。2回37球を投げ、3安打3四死球4失点で降板となった。

「久しぶりの登板となりましたが、抑えた、打たれたではなく、打者に投球ができたことが本当に良かったと思います。次の登板に向けての時間を有効に使って、しっかりと調整して1軍のマウンドに立ちたい」と振り返った。

1回は最速148キロの直球を中心に3者凡退。2死からはロッテ山本を146キロ外角低め直球で見逃し三振を奪った。

しかし2回に制球が突如乱れる。先頭の山口に四球を与えると、続く福田秀に初球145キロ直球を左翼スタンドに運ばれ、2ランを被弾。さらに続く村山にもソロを浴びて2者連続アーチを食らった。そこから2者連続で四死球を与えてこの回3四死球。2死三塁から東海大相模(神奈川)の後輩でもある西川に、フォークを左翼線へ運ばれ、適時二塁打とされた。

菅野は7月20日に新型コロナウイルス陽性判定を受けて離脱し、実戦復帰へ向けて調整を進めていた。