星槎道都大が20年秋以来4季ぶりのリーグ制覇を決めた。

2勝差で星槎道都大を追っていた北海学園大が、第1試合で北大に1-5で敗れ、5勝3敗1分けに。残りは1試合で、この時点で前試合までで7勝1分けとしていた星槎道都大を上回れないことが決まった。星槎道都大は第2試合の札幌大谷大戦に登場したが、1回表途中で雨が強く降り始めたため中止になった。

二宮至監督(68)は「全国の大会に進んでいきたいというのが1つの目標だったので、まずはよかった。(代表)決定戦で勝って、気持ち良く胴上げしてもらいたい」と笑顔をみせた。

3番捕手で先発出場し、1回表1死二塁で左前打を放つなど、チームを引っ張った三浦響主将(4年=北照)は「優勝したことは素直にうれしい。今までやってきたことがこうして形として出たと思う。ただ秋の大会は代表決定戦があるので、そこに向けて一瞬たりとも油断することはできない。気を引き締めて、うれしさ半面、ここからの勝負は厳しくなるなという思いもある。道都という看板を背負って、いつも以上に自覚と責任を持ってやっていきたい」と口にした。

先発に、抑えと、投手陣の柱として大車輪の活躍をみせた伊東佳希投手(3年=旭川北)は「ここまで勝ち続けてきた結果なので素直にうれしい。いろんなポジションをやりましたけど、役割は果たせたのかなと思う。ただ、まだ課題は投げている中であったので、そこを代表決定戦までにどうつぶせるかというのを考えてやっていきたい」と話した。

星槎道都大は明治神宮大会(11月18日開幕)出場をかけ、10月に予定されている北海道6大学リーグ優勝チームとの代表決定戦に臨む。