ソフトバンク石川柊太投手(30)が、中5日登板で7勝目を手にした。6回途中2安打1失点。直球とパワーカーブの制球は抜群で、5回までは無安打無得点の快投だ。「ストレートはコントロール良く投げられました。(捕手の甲斐)拓也も引っ張ってくれて、点数も早めに取ってくれた。投げやすい状況で投げられました」。3点の援護をもらい、持ち前のハイテンポでゲームメークした。

6回1死二塁で1番中島に右翼線適時二塁打を浴びた。続く2番細川に四球を与えて降板。中5日を考慮され、86球で救援陣にマウンドを譲った。「体の部分で疲れを感じるというか、張りを感じる部分もあった」と言うが、心配はない。「それを次に残さないように、準備していけばいいかなというところですね」。ウイニングボールを手に、白い歯を見せた。

札幌ドームでは5月15日に4回途中7失点でKOされて以来、4カ月ぶりの登板だった。日本ハム戦も今季3連敗中だったが、魂の投球で白星。「もうここまで来たら、どういう状況でも勝ちを取るのが大事。良かったです」。勝負どころで、石川が仕事をした。【只松憲】

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