中日は6日、名古屋市内の球団事務所で20日のドラフト会議に向けたスカウト会議を行った。会議では1位候補として東芝・吉村貢司郎投手(24)、白鴎大・曽谷龍平投手(4年)、苫小牧中央・斉藤優汰投手(3年)、中大・森下翔太外野手(4年)、誉・イヒネ・イツア内野手(3年)ら10人程度に絞り込んだ。

会議に出席した立浪和義監督(53)は「今年は絶対的な1位候補は少ないと聞いている。今のドラゴンズにドラフトはすごく大事」と重要な補強ツールであると強調した上で、上位指名候補選手を確認したと明かした。

現段階の1位候補は5日に神宮で自ら視察した中大の外野手、森下や地元・誉の高校生内野手から大学、社会人、高校の投手が含まれており、絞り込みには至っていない。立浪監督は「今、足りない部分を補いたいし、先のドラゴンズを考えた選手もとらなければいけない。今年に関しては打つ方が課題だが、即戦力の投手も欲しい」と説明。「明大の村松(開人内野手=4年)くんも見てみたい」と今後も自ら視察する意向も示した。

全体の指名候補は88人。松永スカウト部長は1位指名候補について「10人ちょっと。これからです」と今後の最終調査と他球団の動向を見た上で、1位指名を確定する方向性を示した。

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