巨人がイチローが認めたドラフト1位の高松商・浅野翔吾外野手(18)に「背番号51」を用意していることが11日、判明した。昨年12月に同校を指導に訪れたイチロー氏から打撃センス、特に広角に打てる長打を絶賛された。日米球界をスーパーレジェンドと同じ背番号で偉大な背中を追う。

浅野のための、浅野らしい、浅野の背番号が用意された。12球団最速で1位指名を公表し、ドラフト会議では阪神と競合を制し、原監督が引き当てた超高校級スラッガー。夏の甲子園では3本塁打をマークし、その名を日本中にとどろかせた。

イチローとの体験が活躍、飛躍を助長した。直接指導を受けた直後、浅野は「イチローさんと接して、しんどい時でも手を抜いたりすることはなくなりました。どんな時でも全力で。だからこそ注目される場面でも打てるようになったと思います」と言った。その教えは当然、プロ入り後も成長の礎となる。

指名あいさつでは水野スカウト部長から未来像として松井、岡本和の名前を挙げられた。高卒スラッガーの系譜を継ぐ浅野は「本当に球界を代表する選手。1日でも早くそういう選手に近づけるように、もし(2人から)教えていただける機会があれば、いろんなことを教えていただきたい」と目を輝かせた。

14日に高松市内のホテルで仮契約交渉を行う。大きな希望を抱き、大きな期待を受ける浅野が、巨人のユニホームに袖を通す。

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