“北海道弁がいいねと言われたから1月10日は「なまら記念日」-”。日本ハムの育成ドラフト3位山口アタル外野手(23=テキサス大タイラー校中退)が10日、念願の「なまらデビュー」を果たした。千葉・鎌ケ谷で新人合同自主トレに参加。カナダ出身の育成ルーキーは、日本での寮生活について問われると「めっちゃいい。北海道では(『めっちゃ』を)『なまら』って言う。だから『なまらいい』」と、答えた。
待ち望んだ瞬間だった。“とても”や“めっちゃ”という表現を北海道弁では「なまら」という。山口は「インスタでファンから『なまら』が北海道では『めっちゃ』みたいな感じ」と教わってから「1回、インタビューで言ってみようと思って」。ついに訪れた絶好機で“初なまら”を決め、笑顔で「2023年1月10日、なまらデビュー。山口アタルの、なまらデビューでした」と、宣言した。
坂道ダッシュなどの練習中も周囲に笑顔で声をかけ、明るさを絶やさない。「アタルという名前は暖かい太陽が『アタル』、そして周囲にも温かい気持ちを伝えたい。お父さんがそう思ってアタルって名前を付けました。きつい時でも温かい雰囲気をつくりたい。そういう人になりたい」。なまら前向きで熱い心を持つムードメーカーが、新人合同自主トレを元気よく引っ張っている。【木下大輔】
○…ドラフト4位安西叶翔投手(18=常葉大菊川)が坂道ダッシュに食らい付いた。千葉・鎌ケ谷の一塁側外周路にある坂路で10本、50メートルを駆け上がった。「きつかったです。でも、自分のためにと思うと頑張れる」と、他の選手に後れを取ることなく消化。入寮後は毎日、野球日誌も書き留めている高卒ルーキー。「まずは土台づくり」とテーマを置いて、新人合同自主トレに臨んでいる。
○…新人合同自主トレ2日目を終えたドラフト6位宮内春輝投手(26=日本製紙石巻)は、坂道ダッシュをこなし「意外と走れたのでホッとしています」。新生活に気疲れしているそうだが“癒やし”となっているのが、同い年の今川の存在だ。社会人時代に対戦経験もある両者。「すごく気さく。話し掛けてくれたので、ありがたい」と、笑みを見せた。



