“ブリンソン劇場”だ。巨人ルイス・ブリンソン外野手(28)が起死回生の逆転3ランでチームを救った。2点を追う8回2死一、二塁、ヤクルト木沢の155キロのシュートを捉えた。左翼席中段に飛び込む4号3ラン。この日2本目の3ランで試合をひっくり返した。ブリンソンは本塁打を確信し、バットを放り投げて感情を爆発させた。ベンチに戻ると興奮気味の原監督とハイタッチ。ベンチから飛び出したナイン全員とハイタッチして、ウォーカーとおなじみのバスケットボールの3ポイントポーズで喜んだ。

3点を追う5回無死一塁でも反撃の3号3ランを放ち「とにかくチームに貢献したい一心で打席に立ちました。東京ドームで初ホームランを打ててうれしい」と喜んでいた。

5点を追う3回には、1死からの二塁走者として走塁ミスを犯した。代打門脇のライナー性の中飛にアウトカウントを間違えたのか、三塁ベースを回ったところまで飛び出してしまい、戻りきれずに悠々アウト。チャンスを手放す形となり、頭をかかえてうなだれるように倒れ込み、ゆっくりとベンチに戻っていった。原監督も思わず驚いたような表情で、帽子をとって頭をかいていた。ミスを帳消しにする4安打5打点を記録した。

【本塁打詳細】

角度=30度

打球速度=161キロ

飛距離=117メートル

 

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