東洋大が22年春以来8度目の2部優勝を決めた。

ドラフト上位候補の最速155キロ左腕・細野晴希投手(4年=東亜学園)は先発し、6回6安打2失点11奪三振だった。

序盤から強さを発揮した。初回無死二塁、石上泰輝内野手(4年=徳島商)の二ゴロを二塁手がはじいた隙にホームへ生還、1点を先制する。2回に同点に追いつかれるも、その裏にビッグイニングが訪れた。先頭打者が四球で出塁、犠打と失策で1死一、三塁のチャンス。橋本吏功外野手(4年=花咲徳栄)の中前適時打で勝ち越した。この回、2本の長打を含む6安打6得点と大きくリードを広げた。

細野は今季5勝目を挙げ「最初は苦しい試合もあったが守備もバッティングも助けられて楽に投げられる試合が多かった」と仲間に感謝した

井上大監督(49)は就任1シーズン目で優勝を果たした。「勝ちという意味ではあと2勝すればいいので、1戦1戦勝ちを必死こいて取りに行く、そこだけです」と意気込んだ。

東洋大は6月23日からの入れ替え戦に臨む。