DeNAはリーグ最多勝投手、首位打者と投打の役者がその冠どおりの活躍を見せたが、地元広島の気迫にサヨナラ負けを喫した。

延長11回2死一、三塁、DeNA4番手のウェンデルケン投手(30)が139キロのチェンジアップを広島秋山翔吾外野手(35)に捉えられ、中越えのサヨナラ打を許した。

まさに短期決戦という激戦を落とし、三浦大輔監督(49)は「選手たちは最後までずっとよくやってくれたと思います」と声を振り絞った。

広島の驚異の粘りにやられた。1点リードの8回。ここまで1失点だった東克樹投手(27)が1死二塁の初球、羽月隆太郎内野手(23)に三盗を決められる。カウント1-1から菊池涼介内野手(33)に投前のスクイズを許し、同点に追いつかれた。

東は「三盗とスクイズを決められた場面、警戒してなかったわけではないんですけど甘さが出たのかなと。僕と(山本)祐大の甘さが失点につながったのかなとは思います」と振り返った。指揮官もこの失点について「しっかりとケアさせられなかった自分の責任だと思います」と述べた。

8回5安打2失点と踏ん張った東だが「1人ひとり、丁寧に投げることができましたが、先制点を取ってもらった直後に得点を与えてしまい、完全に流れを持って来ることができませんでした」と冷静に振り返った。

先に主導権を握ったのはDeNAだった。打率3割2分6厘でリーグ首位打者となった宮崎敏郎内野手(34)が、5回まで両軍無得点という投手戦の均衡を破った。6回1死一塁で広島先発の床田寛樹投手(28)の141キロ直球を捉え、カープファンで真っ赤に染まる左中間席に先制2ラン。「速い球を完璧に捉えることができました。東が頑張っているのでなんとか先に得点を挙げることができ良かったです」と話した。

初戦を落としたがDeNAにとって良いデータがある。過去4回、CSを経験しているが、3位で進出した2度ともファイナルステージに進出している。セ・リーグでは6年連続で3位チームがファーストステージを突破しており、DeNAにとっては吉兆データ。諦めるわけにはいかない。

三浦監督は15日の試合に向けて「もうね1敗もできないのでね、勝つしかない。何とかもう1回選手たちに集中できるようにやっていきます」と前を向いた。

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