「選択終了」の文字がスクリーンに映ると、会場はため息が漏れた。U18日本代表の4番で、高校通算34本塁打の履正社、森田大翔(はると)内野手(3年)がドラフト会議で指名されることはなかった。今後は4年後のプロ入りを目指し、大学に進学する。

小学6年時にともにオリックスジュニアでプレーした大阪桐蔭・前田悠伍投手(3年)や高校日本代表のチームメート霞ケ浦・木村優人(3年)らが指名される中、吉報を待っていた。「終わるまで長かった。フィジカルも身体能力もスケールアップして、4年後は1発で呼ばれる選手になる」と前を向く。

高校通算34本塁打の右の大砲。小学6年時にオリックスジュニアに選出され、履正社でも長打力を武器に1年秋からベンチ入りを果たした。だが、右肘故障などの影響で2年夏はベンチ外。昨秋三塁手のレギュラーを獲得すると公式戦10試合で打率5割6分4厘、4本塁打、20打点と才能が開花した。

昨秋まで5本だった本塁打数を一気に約30本稼いだ。今夏の甲子園では2戦連発を含む10打数4安打と大暴れ。U18日本代表にも選出され、「侍の4番」としてチームトップの8打点を記録。国際大会でも勝負強さが光った。

春夏連続甲子園出場をともにけん引した福田幸之介投手(3年)は中日から4位で指名。別室で見守り「おめでとう、4年後同じ舞台でやろうと声をかけたい」と祝福した。プロで対決する日まで、スラッガーは鍛錬を続ける。