「部屋長」止めるぞ! 21日広島戦(マツダスタジアム)に先発する阪神村上頌樹投手(25)が20日、乗りに乗る主砲斬りを誓った。19日巨人戦(マツダスタジアム)で広島を同一カード3連勝に導く3ランを放った末包昇大外野手(27)は、東洋大の2学年先輩。同部屋でお世話になった先輩との対決に闘志を燃やす。週頭の先発として相手の勢いを止め、チームに勢いをもたらす。
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首位攻防戦を前に、村上は警戒心を強めていた。今季4度目の広島戦。打者の特徴も徐々に把握する中、注意を払ったのは東洋大の2学年先輩、末包だった。
「調子に乗るというか、勢いづいたら止められない人なので。気をつけて、しっかり低くコースを狙ってやっていけたら」
前日19日巨人戦でも決勝逆転3ランを放ち、3割7分と好調のスラッガー。村上にとっては大学時代に2人部屋の同部屋でともに過ごした先輩で当時の「部屋長」だ。プロ入り後もやりとりは多く、今季も8日にグラウンドで直接あいさつをかわすと「打つ!」と宣言を受けた。1軍では初対戦となるが、調子に乗せた時の怖さは大学時代からよく知っている。
「自分が(カード)初戦なので、きっぱり切ればこの3連戦も大丈夫だと思う。部屋が一緒でよくしてもらいましたし。プロではしっかり結果で返したい」
ここまで広島戦の相手先発はすべて床田。21日は4度目の投げ合いとなり、村上は左腕のバットに注意した。「ファンの皆さんはあまり気づいてないかもしれないですけど、床田さんはバッティングもいいので。野手並みなので。野手が9人いると思って投げたい」。前回7日の対戦では、カウント2-2から2球粘られた後、109キロカーブを右前に運ばれた。野手ばりの打撃にも注意して臨む。
現在、セ・リーグの防御率ランキングは1・28で1位床田、1・30で2位村上。好投手対決の中、ここまでは村上が2勝1敗と勝ち越している。「2勝2敗にならないように、勝ち越したいので。しっかり明日勝ちたいと思います」。1・5ゲーム差で迎える首位攻防3連戦。週頭を任される火曜日の男が、まずは初戦で流れを呼び込む。【波部俊之介】



