もはや「新庄劇場」ではなく「福也劇場」だった。
先発した日本ハム山崎福也投手(31)が、新庄監督の6番起用に満点回答した。2回の第1打席は四球を選んでガッツポーズ。4回無死一、三塁では遊撃の頭を越す、鮮やかな先制適時打。「あまり覚えていないですが、来た球をヒットにしようと思って打ちました」。打席が回るたびに甲子園をどよめかせた力強い打力は野手陣にも伝染。4回は打者一巡で4点を奪った。
これで交流戦では4年連続安打。4回の先制打がプロ通算7安打目だが、プロ入り後に印象深い安打も甲子園で放っていた。「甲子園でアルカンタラ選手の真っすぐを左中間に打ったやつですかね」。オリックス時代の21年6月3日の阪神戦。先発して2回までに3失点も5回に左中間へ二塁打。勝ち負けは付かなかったがチームは勝利した。ただ、この日は先制打に7回まで無失点。3年前よりも投打で躍動した。
雨天中止となった28日は7番投手を予定していた新庄監督も「打球の質が、めちゃくちゃいい。ヘッドの使い方が、むちゃくちゃうまい」とかねて評価していた山崎の打撃。1番上げた6番起用がサプライズではないことは、楽しそうにプレーする背番号18の姿が証明していた。【木下大輔】



