阪神森下翔太外野手(23)がマルチ安打で希望の光となった。5月8日の広島戦(甲子園)以来、17試合ぶりに打順を6番に下げた一戦。チームが4安打で今季6度目の完封負けを喫した中、5回に左翼線二塁打、7回に左前打を放ち、今季最多の観客を沸かせた。
「試合の中でも打席の中で課題を持ちながら、修正しながらやっている。ダメな期間をなるべく短くして、良い方向に持っていければ、状態は高い位置で保たれると思うので、継続してやっていきたい」
前日29日は4打数1安打2三振に倒れ、3番から6番に降格。それでも「上位を打てればいいですけど、自分の昨日の打席内容とかを見て、打順が変わったと思う」と冷静に分析。自らの打撃を貫いた。
まずは6点を追う5回だ。4回まで日本ハム山崎を前にチームは1安打。先頭で5球目、137キロ低め直球を振りぬき、痛烈な打球で三塁線を抜いた。これで4試合連続安打。7回にも1死からカウント1-2で外角低めの変化球を左前に引っ張った。
それでも満足はしない。「チームが勝たないと自分が打ってもあまり意味がない。勝てるような一打を明日以降出せるように」と言葉に力を込めた。31日からは敵地でロッテ3連戦。「野手が頑張って点を取れれば、ピッチャーも楽になる。そういう形で頑張っていきたい」。好調の背番号1が勝利への一打を誓った。【村松万里子】



