西武のスペシャルアドバイザーに就任したオレステス・デストラーデ氏(62)が15日、オリックス戦(ベルーナドーム)の試合前に1軍を初視察した。

打率1割台と不振のコルデロの打撃練習を食い入るように見つめ「すごく打点を稼げて迫力ある打者。今はなかなか日本の野球に順応できていない。タイミングの取り方だとか遅れたりしている部分があると思いますので、在籍している期間にアドバイスできたら」と早速指導した。

デストラーデ氏は現役時代に計5年間西武に在籍し、90年から2年連続で本塁打と打点の2冠を獲得。キューバ出身の大砲として秋山幸二氏、清原和博氏と「AKD砲」を形成し、西武黄金期の中核を担った。今回スペシャルアドバイザーとして古巣に帰還し「しかるべき立場で帰ってくるのは今回が初めてで光栄に思います」と誇らしげに語った。主に取り組みたいことに<1>外国人選手のサポート<2>気づいたことを積極的に助言するなどの全体的なサポート<3>若手選手へのメンタル、野球に対する取り組みのアドバイス、と3点を挙げた。

チームは5日のロッテ戦から8連敗中だが「僅差の負けが多いのが現状なのかなと思う。必ずしも実力差が開いているとは思わない」と受け止める。持ち前の陽気さを全面に悲観視する様子は一切なく、むしろ「2日間2軍練習を視察したが、すごくいいバッターが多くてびっくりした」と明るい兆しが見えている。「野球は失敗を重ねてうまくなるのが自分の信念。みんなファミリーなので家族は良い時も悪い時も支えあうことが大事」。培った理論と経験を惜しみなく伝えていく。

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