頼もしい「Gキラー」の誕生だ。阪神ジェレミー・ビーズリー投手(28)が、また巨人戦で好投した。6回5安打無失点。6月8日以来となる4勝目に「いつも通りゾーン内に投げきることができたよ」と胸を張った。

巨人戦は昨年から合わせ、計5試合に登板し、18回2/3を無失点。今季は2試合に先発し、ともに6回無失点で勝ち星がついた。「伝統の一戦」に無類の強さを発揮する助っ人は「ジャイアンツはすごく伝統的な球団なんだけど」と前置きした上で「私にとっては他球団のうちの1つ。ジャイアンツだから、という面ではなくて、いつも通り自分のピッチをするだけだったよ」と自然体を強調した。

持てる力を発揮し、この日も8奪三振。曲がりの大きなスラーブ、鋭く変化するカットボールに加え、試合途中でフォークの割合も増やし、的を絞らせなかった。「今日は良いフォークボールを持っていたからね」とニヤリ。自画自賛の武器で攻めた。

今季は右肩のコンディション不良で1軍キャンプを途中離脱。オフから精力的にトレーニングを積んできただけに「野球をやっている以上、いつけがをするか分からない」と、あらためて思い知った。だからこそ「もしかしたら2軍の鳴尾浜でのピッチングが野球人生の最後になるかもしれない。そういうこともあると思うんだ」と胸に刻む。1軍で腕を振る今、チームに貢献できる幸せに満たされている。

チームにとっては5月末以来となる巨人戦を制し、岡田監督も「期待通りのピッチングをしてくれた」とたたえた。さらに「また巨人にいけるやんか」と、次回は30日からの巨人戦での先発起用を示唆。前半戦途中から先発陣に加わり、7試合で防御率は1・49。抜群の安定感で、後半戦も宿敵巨人を料理する。【中野椋】

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