小久保ホークスが球宴前のラストゲームを白星で締めくくった。0-0の9回2死二塁で栗原陵矢内野手(28)が均衡を破る決勝の中前適時打。先発のリバン・モイネロ投手(28)も8回無失点の快投で6勝目を手にし、西武戦は早くも3年連続の勝ち越しが決まった。貯金「26」で2位ロッテに10ゲーム差をつけての首位独走ターン。4年ぶりのリーグ優勝に向け、最高の形で前半戦を終えた。

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小久保監督は上機嫌だった。「勝つのと負けるのでは全然違うしね」。初戦白星、2戦目黒星で迎えた今カード3戦目。負けていれば前半戦は連敗フィニッシュだっただけに価値ある勝利だ。「明日(22日)はオールスター組を飯に連れていくので、負けていたらすごく雰囲気が悪くなる」と冗談を飛ばしながら「楽しい会になりそうです」と白い歯を見せた。

息詰まる試合を制した。0-0のまま迎えた9回2死二塁。攻略に苦しんできた西武先発の隅田をようやくつかまえた。3番栗原が初球147キロストレートを中前へ。均衡を破る決勝打で1-0勝利だ。「勝てて良かったです。打てるボールがきたら、いこうと思っていました」。先発モイネロは8回無失点。快投を続けていた左腕に6勝目をプレゼントした。「モイネロに勝ちをつけたかったのが一番です」。西武との対戦成績は13勝5敗とし、早くも3年連続でのカード勝ち越しが決定した。

栗原自身、7月中旬は24打席連続無安打と苦しんできた。「いろんなことをやりました」。前カードのロッテ戦でも3試合快音なし。弱音を吐いた日もあったが、この日は今季6度目の猛打賞で鬱憤(うっぷん)を晴らした。栗原の状態を問われた小久保監督は、またも笑みを浮かべながら「練習は悪くない。この前も3安打を打った次の日から打てなくなったので『気を抜くなよ』ってしっかり言っておきます」と話した。

オールスター前の最終戦で白星締め。新生小久保ホークスは前半戦を55勝29敗3分、貯金「26」で終えた。2位ロッテに2桁10ゲーム差をつけての独走ターン。4年ぶりのリーグ優勝に向けて最高の折り返しになった。【只松憲】

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