サッカー界の至宝が、マウンド上から異例の“ファーストキック”に臨んだ。元日本代表の小野伸二氏(44)が試合前の「ファーストピッチ」に、サッカーボールを携えて登場した。

J1札幌時代と同じ背番号44の日本ハムのユニホームを着て登板すると“キャッチャー役”としてアナウンスされたのは4日のソフトバンク戦で前人未到の400ホールドを達成した鉄腕、宮西尚生投手(39)。小野氏は右インサイドキックで優しく宮西へ、パスを通した。

日本ハムの始球式は16年に1度、札幌ドーム(現大和ハウスプレミストドーム)で経験しているが、マウンドからサッカーボールでキックするのは当然、初体験。「前回は投げたんですけど、今は四十肩なんで。年齢にはちょっとかないません」と苦笑い。初めてのエスコンフィールドには「いろんなものが充実していて、サッカーもこうなりたいなと思いました」と感想を口にした。

小野氏は昨季限りで現役を引退。現在は札幌のアンバサダー「One Hokkaido Nexus Organizer(O・N・O)」として北海道がより楽しく、1つになるよう、ファン・サポーターとパートナー企業、クラブの絆を深める活動を行っている。現在、チームはJ1最下位の20位で、16日には残留を争う19位鳥栖とホームで対戦する。残り12試合で残留圏17位磐田との勝ち点差は12。大事な一戦を前に「1試合も落とせない戦いが待っているわけですけれども、選手が心に決めて頑張ってくれると思う。僕らはしっかりサポートして選手達が気持ち良くいいパフォーマンスが出せるような環境をつくってあげることしかできないので、選手達を信じて、サポーターもみんなで、奇跡を起こしてくれたらなと思います」。逆境からの反撃を期待した。

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