夏だ祭りだレイエス弾だ! 日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が3回、2試合連発となる右翼越え12号3ランを放ち、3カード連続の勝ち越しに貢献した。
8月は月間打率3割8分5厘と絶好調で、ここ5試合で4発と量産。日本球界に順応してきた大砲の調子とともに、チームも貯金を18年9月14日以来2162日ぶりに「12」とした。
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盆踊りならぬレイ踊りが止まらない。3点リードの3回2死一、二塁。カウント1-1からロッテ坂本の外角スライダーを、力まず右へ打ち返した。「今日も冷静に、頭を整理して打席に入りました。コースに逆らわず、しっかり逆方向へ運ぶことができて良かったです」。ベンチに戻ると出迎えた清宮と向かい合い、両手を広げて恒例の“キヨダンス”で、喜びを分かちあった。
11、12日の西武戦で2戦連発し2ケタ10号に乗せると14、15日ロッテ戦で再び2戦連発。連日3万人超が集まるエスコンフィールドのファンに、5戦4発とどっさりお土産を届けた。本拠地では12本中11本と量産中で「1番の要因はファンの声援。それが自分の力になっている、ホームですし、いつも以上に気持ちが入っている部分はあります」と感謝した。
夏祭りや盆踊りと言えば紅白幕にちょうちんだが、レイエス祭りに欠かせないのは白とオレンジのバットだ。長めで約900グラムと重めの白バットは「そんなにボールが速くない投手に使っている」。約890グラムのオレンジバットは「速い球を投げるピッチャーに使う」。この日は、剛腕佐々木が対戦前に降板。白バットで、坂本の132キロスライダーを攻略した。
日本野球に順応しようと努力を続ける真摯(しんし)な姿勢。新庄監督は「うちの選手の名前もすぐ覚えたし、佐々木君が降りたら『オッ、サカモト』って。セ・リーグの選手の名前も知ってますからね。ものすごく大事なこと」と言う。メジャー108発の大砲は「私はメジャーに戻る目的はまったくなくて、日本でやれるだけやりたいという気持ちが強いんです」。浴衣も似合う助っ人が、大好きな日本の夏をより熱く彩る。【永野高輔】



