日本ハム新庄剛志監督(52)が「大先輩」らしく、後輩たちのお手本になるような攻撃を披露した。3回先頭で7番万波がチーム初安打となる中前打。無死一塁で指揮官は8番田宮に出したサインは犠打。手堅く得点圏に走者を進めると、9番水野が二遊間を破る先制中前適時打。奇策ではなく、着実に1点を奪いに行く正攻法で狙い通りに先取点を奪取した。
ワクワクしながらの大阪入りだったに違いない。快勝した前夜のロッテ戦後。新庄監督は「行きます、行きます」と17日に甲子園で母校の西日本短大付(福岡)の試合を観戦すると明かした。プロ野球の監督という立場で後輩たちの勇姿を聖地で見守る。スケジュール的に母校が2勝しなければ実現しなかった夢物語は、後輩たちのおかげで実現することになった。
その努力に報いたい。母校は午前10時35分から試合開始予定で、日本ハムは京セラドーム大阪でオリックスと午後2時開始のデーゲーム。「見られても1回1/3ちょっと(笑い)」と想定するが、時間の長さの問題ではない。「選手にグラウンドから僕の顔を見せるだけでもね。一応、大先輩なので」。多くいる同校OBの中でも、新庄監督しかできないエールの送り方で後輩を鼓舞するつもりだ。
後輩たちも注目しているであろう、この日の一戦も恥ずかしい試合はできない。白星を手に後輩たちに顔を見せに行くため、大先輩が勝利にこだわる采配を見せた。【木下大輔】



