DeNA牧秀悟内野手(26)が球団史上3人目となる新人からの4年連続100安打を達成した。1回2死一、二塁、中日高橋宏の初球、外角143キロのカットボールを左前にはじき返した。3試合ぶり、12打席ぶりの安打となる先制適時打が節目の一打になった。新人から4年連続100安打は1958~69年の近藤和彦、59~67年の桑田武以来、62年ぶり3人目。打線は勢いに乗り、難敵の高橋宏から4得点で勝利した。

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強い日差しが照りつける横浜スタジアム。牧は試合前練習で思考を巡らせていた。直近の11打席で無安打。「自分の打撃ができてないですし、いい当たりもない。いろいろなことをやらないといけないので、思い付いたものをとりあえずやりました」。何でも良いから、きっかけが欲しかった。フリー打撃でバスターで打ってみたり、ティー打撃でバットを短く持ってみたり、石井チーフ打撃兼走塁コーチに助言を受けたり。汗だくで試行錯誤した。

効果はあった。日が沈みかけた1回2死一、二塁。試合前まで防御率0・68と盤石の中日高橋宏を相手に打席へ。頭を整理して無意識に初球の外角143キロカットボールに食らいついた。左前にはじき返す先制適時打は3試合ぶり、12打席ぶりの安打は今季100安打目。「安打数は気にしてないですが、良いことではあるので1本1本積み上げていきたい」。記録は気に留めなかったが、新人から4年連続100安打は球団では62年ぶり3人目だった。

今季は、なかなか思うようにいかない。3年連続3割超えだった得点圏打率は試合前時点で2割1分2厘。8月からは4番を外れ、原点を思い返した。「自分の打撃はどんな打撃かを思い出しながら、良い時も悪い時も軸は変えずにやっていこうと思って、最近はやってました。1つの軸を持って試合に臨もうと」。まだ、自分を納得させる一打は多くない。節目の100安打目から、本来の輝きを取り戻していく。【小早川宗一郎】

◆入団年から連続100安打 DeNAで4年以上続けたのは58~69年近藤和の12年、59~67年桑田の9年に次ぎ、牧が3人目。ちなみに、プロ野球記録は59~78年張本(巨人)の20年で、現役では源田(西武)が17年から継続中の8年が最長。

▼三浦監督(牧の先制打に)「先制できたのが大きかったなと。(牧は)しんどい時も常に前を見て頑張ってくれています」

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