巨人が紙一重の戦いで重たい1敗を喫した。首位広島に延長戦の末に敗れ、カード負け越しとなった。阿部慎之助監督(45)は「たらればを言っててもしょうがないからな。結局、1点しか入んなかったんだけどね。みんななんとかしようとしてるし、相手も必死にやってるしね」と潔く受け止めた。
大記録目前から暗転した。先発戸郷が8回まで散発3安打無失点の快投でイニングを進めた。ここまで105球で余力を残して上がった9回のマウンドだったが、先頭野間に左前打、犠打で1死二塁とされ、小園に中前への同点打を許した。球団では菅野以来7人目となる3試合連続完封勝利とはならず無念の降板。ぼうぜんとベンチに腰かけるしかなった。
延長10回は3番手ケラーが矢野に勝ち越し打を許して万事休す。浅野の3試合連続適時打で1点を先行するも、終わってみれば11安打1得点、12残塁が痛かった。今季、本拠地では最後の広島3連戦で“負けられない戦い”だったが1勝2敗で黒星先行。2ゲーム差に広げられた。
ただ、仕返しの機会も十分に残っている。9月に敵地での広島戦が6試合。阿部監督は「またやり返すチャンスがまだありますしね。まだまだ、まだまだ、だと思ってるんでね」と言った。敗戦の教訓を糧に、悔しさをぶつける舞台はまだまだある。コイの尻尾はそう遠くはない。【為田聡史】



