オリックス鈴木博志投手(27)が、移籍後初勝利を挙げた。昨年の現役ドラフトで中日から加入。新天地の25戦目は、楽天戦の2点ビハインドの5回。無死一、二塁の難局でクリーンアップを3人で抑え、直後の逆転を呼んだ。「1人ずつアウトを取っていこうと。それしかなかった」と喜びをかみしめた。

2月キャンプ最終日、中嶋監督の言葉に目からうろこが落ちた。「『低めばかり意識せず、ストライクゾーンの高めも使っていけ』と。今までは低め低めで高めを打たれると『だからダメなんだ』と言われ続けた。腕もフォームも縮こまってましたから」。5月に1軍昇格。イニングまたぎやロング救援など、多彩でタフな仕事ぶりが目立つ。

趣味の絵画は玄人はだし。遠征先の部屋などで集中。「時には5時間くらいずっと。リフレッシュというより、やりたいからやってるだけです」。iPadのイラストレーターで描くのが主流だが、時には鉛筆画も。同僚らに頼まれ、似顔絵などを描いている。

チームは4度目4連勝で3位ロッテに5・5ゲーム差。大逆転CSへ視界が少しずつ広がった。鈴木は「チーム中継ぎ、ワンチームで頑張ります」と終盤戦へ意気込んだ。【大池和幸】

▽オリックス中嶋監督(移籍初勝利の鈴木に)「難しい場面を本当によく抑えてくれた。本当にいい仕事をしてくれている」

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