巨人門脇誠内野手(23)が執念で挽回した。同点の7回無死一、三塁、カウント1-2から阪神西勇の139キロ直球を捉え、決勝の中前適時打を放った。前進守備の間を突破し、均衡を打ち破った1本にも「必死どころじゃないです。もう迷惑をかけているのは分かっているので、なんとか執念というか、気持ち」と喜びはなかった。

痛恨のミス続きだった。適時打の打席も、そうだった。初球はセーフティースクイズでボール球にバットを引いた。2球目もサインは変わらず。しかし、ストライクゾーンに来た球を一塁側にファウルにした。3球目はスクイズもフェアゾーンに転がせなかった。作戦を遂行できず、追い込まれた。苦肉の強攻策で生まれた決勝打だった。「結果オーライです。誰が見ても分かっていると思いますし、自分でも分かっています」と言った。

遊撃での守備も乱れた。初回は1死一塁から正面のゴロを処理できなかった。併殺でチェンジどころか、1死一、二塁とピンチを拡大させた。自身の失策が絡み、先制点を失った。4回1死一塁でも悪送球と、2失策を犯した。「本当に投手の方に申し訳ない」と猛省だった。

ミスを少しでも取り返す1本を放ち、チームが勝てたことが何よりも救いだった。「これで負けたら結構痛い1敗になっていた。勝てたのはみんなのおかげなので。気を引き締めてやっていけたら」。雨中の勝利の中で、気を引き締め直した。

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