代表決定戦をかけた3回戦で、元巨人のミキハウス桜井俊貴投手(30)が、9回148球7安打7奪三振2失点で完投し、本大会出場へ王手をかけた。

イニング間には、同社の応援団による「トシちゃん」コールが連呼され、声援を背に受けて熱投した。約1週間、予選日程が空き「めちゃくちゃデータ見ました、バッター1人ずつ。昨日の夜も夢に出るくらい(笑い)、この試合本当に勝ちたかったんで、いっぱい考えたのがいい方向にいった」。

この日、球場のスピードガンでは最速149キロをマーク。今春には公式戦で最速152キロを記録しており、進化を遂げたボールの力を味方に、腕を振り続けた。「ボールが先行して不安が大きかったけど、変化球でカウントとれたのが今日のピッチングにつながった。最後のバッターにも全力で悔いなく投げようと、最後の2人には、力を入れて投げました」。場面に応じて、打者の傾向に合わせた投球で三振、ゴロやフライアウトを積み重ねた。

次戦も白星を飾り、本大会出場となれば、2003年(平15)以来3度目の出場になり、2005年(平17)の廃部を経て、18年に企業チームとして復活後では初となる。桜井は「なかなか真剣勝負をこの年にできるっていうのがないと思う。1試合ずつ楽しみながらやっていきたい」と意気込んだ。