日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が、2-2の延長11回1死、左中間へ来日初のサヨナラ本塁打をかっ飛ばした。目標に掲げる20号に王手をかける19号ソロで、今季初の2試合連続サヨナラ勝ち。貯金34でシーズンを終えた16年9月30日以来、2903日ぶりに貯金「16」とした。新庄剛志監督(52)は67勝目を挙げ、就任3年目で初のシーズン勝ち越しに王手をかけた。
◇ ◇ ◇
レイエスが有言実行の19号を放った。延長11回、1ボールから西武甲斐野の低めストレートを、豪快に左中間スタンドに突き刺した。「打席に入る前に、万波とお互いに『俺が決める』と言い合っていた。最後にそういう機会が回ってきて、いい結果になって本当に良かった」。しびれる場面を仲間と楽しみながら、乗り越えた。
お立ち台では愛称「モーレ」の愉快なショーの始まりだ。3日にフィアンセにプロポーズしたバーヘイゲンが7回無失点と好投。祝福の思いを込めてホイットニー・ヒューストンの名曲「I Will Always Love You」を熱唱した。マイクを手にハスキーボイスで「エンダ~~イヤ~ウィル、オールウェイズラ~ブユ~~」と歌い上げ、喝采を浴びた。
元気だった。前日10日は7回先頭で右前打を放ち出塁も、チームのことを考え、足の速い五十幡に代えた方がいいと自らベンチに呼びかけ、交代した経緯があった。0-0の状況を打破しようと考えてのことだったが試合後、新庄監督は「(トレーナーが付き添ったため)オレもそっち(ケガ)かなとは思った」。一瞬、心配かけたが、この日はしっかりサヨナラ弾含む2安打1打点と、万全の状態をアピールした。
試合前の月間MVPの表彰式では30万円の目録を受け取った。勝利後の一丁締めで奈良間から「モーレ(レイエス)においしい焼き肉連れて行ってもらいます」とお願いされ「(次カードの)仙台でみんなで焼き肉に行こうと思います。(支払いが)超えたら誰が払うか分からない」と笑った。
ファンに約束した20号へあと1本。「約束していますので、そこに近づけたっていうのはいいこと。苦戦するとは思いますけど“We Are The Champions”を歌えたら」。次の約束も、しっかり成し遂げる。【永野高輔】



