史上初の「50-50」。1試合10打点なんて見たことない。ドジャース大谷翔平の猛打に改めて感心しながら、翻って7連敗中の貧打オリックスを思い起こした。
そういえば、ネット上ではシーズン中盤くらいまでオリックス打線と大谷の本塁打数がリンクしているとちょっぴり話題になっていた。大谷が打てば、オリックス打線が打つ。オリックス打線が打てば、大谷が打つ。何と誰を比較してるんだと苦笑したが、それほど今季のオリックス打線はバットが振れていない。
ナンセンスとは思いながらも、乗っかって、あらためて両者を比べてみた。断っておくが、猛牛打線をやゆする意図は決してない。大谷の偉大さがより浮き彫りになるのではと思ったからだ。以下に並べてみる(数字はいずれも19日現在)。
【シーズン本塁打数】
●大谷 51本
●オリ 65本
前述のように競っていた時期もあったが、これは後半戦に入ってオリックスが大谷を上回った(?)。オリックスは計40人の4809打席で、本塁打1本あたり約74打席かかっている。対して大谷は689打席で、本塁打1本あたり約13・5打席しかかかってない。単純計算で大谷の方が5・5倍早いペースで打っていることになる。
ちなみにオリックス球団のシーズン個人最多本塁打は、阪急時代の73年長池徳二の43本。当時は年130試合だった。大谷は既にこれを通過している。
【1試合最多打点】
●大谷 10
●オリ 8
オリックス球団記録の1試合最多8打点は、阪急時代の84年8月14日ロッテ戦でブーマーが記録。大谷はこれも越えていった。
【1試合最多塁打】
●大谷 17
●オリ 13
大谷は3本塁打&2二塁打&単打で驚異の17。オリックス球団記録は13で、過去に5人が記録している。76年マルカーノ、92年高橋智、93年藤井康雄ら5人。これも大谷に軍配。
【シーズン最多盗塁】
●大谷 51
●オリ 106
これは偉大な先人、阪急福本豊の72年の日本記録がさんぜんと輝いている。でも、大谷が単打と盗塁狙いを続けたら、これすら超えることは可能な気がする。まあ、そんなことをする意味は、まったくないのだが。
こうやって並べると、やっぱり大谷はスゴい。念押しするが、猛牛打線を冷やかすつもりはない。ただこんなことでもしないと、今のオリックスの試合をただ観戦するだけでは少し刺激が足りないと思ったまでだ。
さて、ソフトバンクとの試合。1回にチャンスを作りながら4、5番が連続三振に倒れた。2、3、4回は3者凡退。これで、本塁打をのぞいて70イニング連続で適時打がない。貧打は改善の兆しが見えない。
9月20日。1年前はリーグ3連覇を決めた。ファンにとっては忘れられない記念日。そんな日にCS進出が消滅という屈辱は避けられたが、もはや風前のともしび。いつの間にかワインドアップをやめた先発田嶋は2回に先制され、3回にソロを追加された。近藤が故障離脱しても、ソフトバンク打線の活発さが序盤は目立つ結果となった。



