ソフトバンクに新加入した上沢直之投手(31=レッドソックス)が8日、開幕ローテーション入りを決めた。敵地ロッテとのオープン戦に先発し、4回3安打1失点。試合後に小久保裕紀監督(53)が「もう決まりです」と明言した。開幕カード3戦目の30日ロッテ戦(みずほペイペイドーム)での先発登板が有力視される。開幕ローテは残り1枠を争う構図になった。

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注目の新加入右腕が開幕ローテを勝ち取った。小久保監督が「結果を求めた」という上沢が4回3安打1失点。気温7度のZOZOマリンで直球の最速は146キロを計測した。右腕は「温かいところで投げたらもう少し出る」と向上の余地も残す。前回とは別人のような安定した投球に小久保監督は「もう決まりです」とローテーション入りを明言した。これでローテ内定者は有原、モイネロ、大関に次いで4人目となった。

練習試合の1日西武戦(宮崎アイビー)では3回途中10安打7失点と大炎上した。「しっかり結果を出すことを考えました。この前は出し切れなかったので」。屈辱のマウンドから1週間後に汚名返上の力投だ。「強い真っすぐ」を目指し、投球フォームの微修正が奏功。スライダーとカーブで3奪三振。変化球もキレが増し「今は少しずついい感覚が出てきている。今の感覚をもっと体に染みこませていければ、もっとよりいい状態になる」と実りある実戦登板になった。

移籍後のシーズン初登板は開幕3戦目の30日ロッテ戦が有力視される。本拠地での開幕カードはエース有原が決定しており、2戦目は大関、3戦目は上沢が先発するとみられる。2カード目の4月1日の日本ハム戦(エスコンフィールド)はモイネロが有力で、残る2日の同戦を東浜、松本晴、前田純、大津、伊藤らが争う構図になりそうだ。

4回1死では上田の右前打の当たりを右翼手の柳町がバウンドの判断を誤り、頭を越された。1死三塁のピンチを背負ったが、石垣をカーブで空振り三振。さらに飛び出していた三塁走者の上田を捕手渡辺が刺して失点を防いだ。上沢は渡辺に頭を下げ「いいものをチョイスしてやってくれたおかげ」と好リードに感謝。本拠地デビューに向けて視界良好だ。【只松憲】

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