巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(51)が、5打点と大暴れした。2年連続本塁打を放った。0-0の3回。イチローが四球、松坂が中前打でつくった2死一、二塁、初球の真ん中115キロ直球を右翼ポール際へ運んだ。先制となる3ランを、確信歩きで見つめた。これで初参加した前年に続き、2年連続2本目のアーチを描いた。
「ドラゴンズファンの皆さんには申し訳ないのですが、この球場ではよく打った。思い出しました。野球って、そういうことが時々起きるから、やめられませんね。現役時代にもないぐらいの完璧な当たりでした」。
広いバンテリンドーム、試合前のフリー打撃では、34スイングで柵越えは0本だった。しかし、本番では4番中堅に座り、日米通算507本塁打の長打力を存分に見せつけた。やや前に体を出されながらも、しっかりと芯で捉え、非凡な長打力を披露した。
8回にも中前へ高々と適時打を放ち、2打点を追加した。母校の応援「星稜コンバット」に乗って、1試合5打点の大暴れだった。「30なん年ぶりの母校の応援がエネルギーになった。パワーをもらった」と左翼席の後輩に感謝した。
試合後のヒーローインタビューでは、観客から「来年ジャイアンツの監督じゃないの?」とヤジが飛んだ。これには「余計なことを言うんじゃないの」と、たしなめながら「いい空気がホームランにつながった。来年も呼んでもらえますか?」とイチロー氏にお願いしていた。



