KOBE CHIBENのイチロー氏(51=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)が投手として先発し、9回111球、1安打14奪三振で完封した。最速は135キロだった。
ヒーローインタビューで「おじさんたち(1試合終わって体が)ボロボロです。僕のプレーよりも、初めての名古屋で、いい空気で。みんないい気持ち。素晴らしい空気だった」と振り返った。
初回、先頭打者にいきなり死球を与え、3番打者にも死球をぶつけた。しかし、4番を三ゴロ併殺に打ち取ってピンチを切り抜けると、快投が始まった。2回以降は最速135キロの直球に加え、スライダー、カーブ、フォークを交えて的を絞らせなかった。2回から6回まで1人の走者も出さなかった。
イチロー氏は7回、ノーヒットノーランがちらつき始めた。「(意識は)だいぶあった。めちゃめちゃ悔しかった。やっぱり色気を出すとだめなんだと分かった。それでも結果を出さないといけない」。7回2死に途中出場の毛利瑠花捕手(岐阜第一)に86球目の130キロ外角高め直球を中前にはじき返された。これで快記録は途切れたが、次打者を左飛に抑え、無失点は継続した。最終回になっても130キロ台を出し、3者連続三振で締めた。
51歳を迎えたイチロー氏だが、これで5年連続の完投勝利となった。完封は21年と23年に次いで、3度目となった。



