亜大が一進一退の攻防をサヨナラで制し、2勝1敗で勝ち点を挙げた。

最後は主将の一打で決めた。3ー3で迎えた9回、2死二、三塁。的場北斗内野手(4年=東海大山形)が「いい場面で後輩たちが回してくれた。キャプテンとして何とか打とうと、覚悟を決めた」と、フルカウントから内角真っすぐを振り切ると、打球はセンター前へ。三塁走者の前嶋藍捕手(3年=横浜隼人)を迎え入れ、サヨナラ勝利を決めた。

エース斉藤のために、と打撃陣がひとつになった。ドラフト上位候補に挙がる斉藤汰直投手(4年=武庫荘総合)が、6回2/3を投げ3安打2失点。第1戦目の143球完投から中1日での先発で力投。7回に一時、勝ち越しとなる左越えソロ本塁打を放った山里宝内野手(3年=神戸国際大付)は「何もできていない自分が悔しかった。斉藤さんの負けは消したいと思って打席に入りました」と、勝利を信じた。サヨナラ打の的場も「ベンチ裏で斉藤と話す機会があって、『頼んだぞ』と言われた。何とか打ってやろうと思いました」。エースの力投が、最後まで下を向くことなく諦めずに戦った。

春は優勝に王手をかけながらも、青学大との直接対決に敗れ2位に終わった。悔しさを糧に、秋に臨む選手たち。正村監督は「(開幕2連敗で)落ち込むところを今日は勝ち点をとって生き返った。よくやってくれた。これから勢いをつけていきたいと思います」と、チームの奮起を期待した。