巨人、日本ハム、インディアンス(現ガーディアンズ)などでプレーした村田透投手(40)が、今季限りで現役を引退することを決断した。野球への真摯(しんし)な取り組みや人間性を評価され、来季からは古巣の日本ハムでスカウトに転身する。

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昨年末、チェコリーグでの1年目を終えた村田は、野球への情熱、飽くなき探求心と向上心を語った。

「まだ自分に可能性を感じるというか、うまくなってる感じがするんで。球速は落ちてますけど、技術というか、自分の体を扱えるようになってる感じはあります。体は元気ですし、この年齢になっても新たな発見や気づきがあるので楽しいです」

巨人を3年で退団後、11年から米国に渡り、17年から日本ハムで5年間プレーした後、再びプレーの場を海外に移し、通算18年間の現役生活を送った。

「外に行って、学べるのは楽しいです。3日の旅より1週間ですし、1週間の旅より1カ月だと思うので、より深いものが見られる。野球だけじゃなく、文化もそうですし、人として、勉強させてもらっているなと思います」

日本ハムを退団後、自主トレは学生時代の友人などの協力を得ながら、都内のグラウンドやジムなどで体づくりに励んだ。

「家族はもちろん、いろんな方々に支えていただいて、40歳まで野球ができているので、本当に感謝しかないです」

オンリーワンの道を支えたのは、村田の「野球愛」と「情熱」、その思いに共感する周囲のサポートだった。【久保賢吾】