日本ハムに新加入したWBC台湾代表のライル・リン(林家正)捕手(28)が14日、東京都内で入団会見に臨んだ。年俸1600万円の1年契約。WBCでは1次ラウンド3試合すべて先発マスクを被って出場しており「世界中のレベルの高い選手と一緒に試合できたのは幸せ。自分にとってもすごくいい経験になった」。6日の日本戦では大谷と勝負し、2回に満塁弾を浴びたが「タイミング崩れてもスタンド運ばれた。本当に素晴らしいバッターでした」と振り返った。
昨秋の日本ハムの秋季キャンプに参加。木田GM代行は獲得に至った経緯について「秋のキャンプに参加してもらってから注目していて、その後に代表でもプレーしているのを実際に台湾で直接見たりとかもして、ファイターズの力になってもらえると確信した」。特長については「コミュニケーション力も含めてキャッチャーとしての総合力は高い。バッティングはまだまだ伸びしろがあるだろうと判断した」と加えた。
捕手として日本語のコミュニケーションも大事になるが木田GM代行は「うちには(キューバ代表の)マルティネスという外国人捕手もいるので」。古林睿煬、孫易磊と台湾の投手が2人在籍しており、既にいる潤沢な通訳陣を生かし、対応していく。ライル自身も「まだ日本語はできないんですけれども、自分で勉強しないといけない」と意欲的。その上で「現時点では各投手の特徴、球種、強みとか、そういうのをまず覚えていきたい。メモして、しっかりと試合中で彼らをリードできるように」と思い描いた。
WBCでは日本ハムの先発の軸を担う伊藤、北山の投球も見ており、キャッチャー目線で特長をインプット。「どのカウントでもまっすぐと変化球を投げられる。さらにまっすぐも変化球も全く一緒のフォームなのでバッターは狙いにくい。すごくいいピッチャー」と感想を口にした。
呼び方は「通訳のリンさんと、林ヘッドコーチもいて“リン”が多いので、ライルと呼んでください」。ちなみにライルはミドルネームとしてパスポートにも使っている。
◆ライル・リン(林家正)1997年6月26日、台湾・新北市生まれ。アリゾナ州立大から19年MLBアマチュアドラフトで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスから14巡目で指名された。25年はアスレチックスの2Aで32試合に出場し93打数17安打9打点、打率1割8分3厘。マイナーリーグ通算成績は654打数142安打3本塁63打点、打率2割1分7厘。日本ハムでの背番号は38。今月のWBCでは台湾代表として出場し、韓国戦では古林睿煬とバッテリーを組み勝利に貢献。185センチ、95キロ、右投げ右打ち。(金額は推定)



