9球団が開幕投手を発表している状況で、西武はこの日も「沈黙」だった。
勝利した楽天戦の試合後、西口文也監督(53)は「残り3球団」という状況に「そうなんですか!」ととぼけ「ただ言わないだけです。ちゃんと推理してください」と報道陣に“ナゾトキ”を求めた。
謎の答えは「渡辺」の可能性が高い。
渡辺勇太朗投手(25)はこの夜、楽天相手に150キロ前後の直球、140キロ超のカットボールが走り、カーブも低め低めへ。「あまり1つの球種に固執することなく、その日その日の調子で投げていくスタイルなので」というこだわりを、ドラフト1位小島とのバッテリーでも制球力抜群に表現してみせた。
エース今井がメジャーへ羽ばたき、WBC出場の隅田の開幕投手選出を西口監督は早々に否定していた。「開幕戦は雰囲気からにして違う」と、未経験の投手に任せたい意向を早くから示していた。
左腕の武内夏暉投手(24)も好投を続ける中、渡辺も南郷キャンプ序盤から力強く投げ続け、球団内外の評価が高かった。
渡辺は浦和学院(埼玉)からドラフト2位で入団した大器。プロ7年目の昨季、年間134イニングに投げ、ようやく“1本立ち”の段階に。今春の開幕投手についても「狙います。狙います、そこは」と強い決意を口にしていた。
シーズン開幕戦となる「3・27」ロッテ戦(ZOZOマリン)に先発するのであれば、ここから中8日となる。有力候補は「疲労なども考慮しながらもっともっと体の状態を上げていければ」と意識も高い。
「今井さんも抜けて、僕がしっかりピッチャーの中心になってやっていけるように頑張りたいです」
先陣を切る覚悟はできている。【金子真仁】



