オリックス金子千尋投手(27)が7日、神戸市内の病院で検査を受け、右ひじ遊離軟骨除去手術を9日に受けることが決定した。全治は3カ月で開幕は絶望になった。

 井筒明裕チーフトレーナー(47)によると6日のブルペン投球でひじがロックするような症状が出た。自主トレ中の1月にもなっており、7日午前に緊急帰阪していた。同トレーナーは「関節鏡で遊離軟骨を取り除くが、とげがあれば削ったりする。中を見てみないことには分からない。一般的には1カ月でボールを握れて、2~3カ月で戻れる。ただそれ以上になることもあり、手術の状況を見てから」と説明した。

 岡田彰布監督(53)は2年連続の開幕投手に決めていたことを明かした上で、「シーズン中にリタイアするよりも、まあ、この時期でな(良かった)。もうこれはしょうがない。他の先発陣がチャンスと思ってもらうしかない」と語った。

 金子千は術後1週間で抜糸を行い、その後は宮古島キャンプに再合流し、リハビリを開始する見込み。

 [2011年2月7日18時31分]ソーシャルブックマーク