巨人の原辰徳監督の父で、高校野球の監督として2度の全国制覇を達成した原貢(はら・みつぐ)氏(東海大系列野球部顧問)が29日、死去した。以下は原貢氏の略歴。

 ◆原貢(はら・みつぐ)1935年(昭和10年)3月30日佐賀県神埼郡生まれ。鳥栖工から立命大に進むが中退し、54年に東洋高圧大牟田入社。58年に三池工監督を任され、65年夏に甲子園初出場初優勝。66年には東海大相模の監督に就任、70年夏の甲子園で優勝を果たした。74年から長男・辰徳(現巨人監督)との父子鷹で4度甲子園に出場。77年春から辰徳進学とともに東海大監督を務め、首都大学リーグ7連覇を達成。81年に辰徳が巨人入りしたのを機に東海大相模監督に復帰した。84年から東海大系列高の総監督。90年春から東海大監督に復帰しリーグ優勝6度。96年に勇退した。孫に菅野智之(巨人)がいる。